システムサービス

概要

システムサービスは、ResourceManagerのブートストラップ中に自動的にデプロイされる、管理者が設定するサービスです。これは、APIサーバーがResourceManagerの一部として起動されている場合にのみ機能します。YARNでのREST APIを介したサービスの管理を参照してください。このドキュメントでは、システムサービスを設定およびデプロイする方法について説明します。

設定

名前 説明
yarn.service.system-service.dir 管理者が設定したサービスを読み込んでデプロイするためのFSディレクトリパス。これらのサービス仕様ファイルは、適切な階層で保持する必要があります。

FSパスの階層

yarn.service.system-service.dirパスを設定した後、仕様ファイルは下記の階層で保持する必要があります。

$SYSTEM_SERVICE_DIR_PATH/<Launch-Mode>/<Users>/<Yarnfiles>.

起動モード

起動モードは、サービスのデプロイ方法を示します。サービスは、同期または非同期のいずれかで自動的にデプロイできます。

同期

これらのサービスは、RMと同期して起動されます。そのため、RMのアクティブ期間への移行が少し遅れる可能性があります。これは、重要なサービスをより早く起動するために役立ちます。

非同期

これらのサービスは、RMの移行期間に影響を与えることなく非同期的に起動されます。

ユーザー

ユーザーは、システムサービスの所有者であり、変更するためのフルアクセス権を持っています。各ユーザーは複数のサービスを所有できます。サービス名はユーザーごとに一意であることに注意してください。

Yarnファイル

Yarnファイルは、サービスを起動するための仕様ファイルです。これらのファイルは.yarnfile拡張子を持っている必要があります。そうでない場合は、これらのファイルは無視されます。

システムサービスを設定するための階層の例。

SYSTEM_SERVICE_DIR_PATH
|---- sync
|     |--- user1
|     |    |---- service1.yarnfile
|     |    |---- service2.yarnfile
|     |--- user2
|     |    |---- service3.yarnfile
|     |    ....
|     |
|---- async
|     |--- user3
|     |    |---- service1.yarnfile
|     |    |---- service2.yarnfile
|     |--- user4
|     |    |---- service3.yarnfile
|     |    ....
|     |